ACROPATH 研究ネットワーク

病原体感染の高感度かつ堅牢な診断のための人工細胞(ACROPATH)
日本と英国の補完的な専門知識を活かし、本プロジェクトではエンジニアリングバイオロジーのアプローチを用いて、サンプル中の病原性細菌を結合・識別できる人工細胞(artCell)の開発を目指しています。
このアプローチは、特定の病原体を検出すると目視可能な反応を誘発し、一般的な実験室機器で容易に確認できる人工センサーの生成に基づいています。さらに、エンジニアリングバイオロジーと組み合わせることで、artCellは抗菌薬耐性のマーカーを迅速に検出し、患者治療までの時間を大幅に短縮します。
artCellは高い汎用性を備えており、さまざまな病原体に対応可能なため、診断と治療の効率を飛躍的に向上させます。
この国際共同プロジェクトでは、英国と日本の専門家が緊密に連携し、新しいエンジニアリングバイオロジープラットフォームを共同開発します。研究は完全に統合されており、研究者は両国のパートナーラボを頻繁に訪問し、専門知識の共有と相互学習を促進します。

資金提供者
本プログラムは、英国と日本の優先技術分野における共同投資の一環です。英国側のプロジェクトは、国際科学パートナーシップ基金(International Science Partnership Fund)によって支援されています。この基金は、世界中の研究者やイノベーターが協力し、現代の主要課題に取り組むための長期的かつ野心的な取り組みを支援するもので、英国医学研究会議(Medical Research Council)の資金提供を受けています。
日本側のプロジェクトは、日本医療研究開発機構(AMED)によって資金提供されています。AMEDは2023年に、先進国との協力による最先端科学分野での国際共同研究を強化し、国際的人材交流を促進することを目的として、医療分野の研究開発における「医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業(ASPIRE)」を開始しました。このASPIREの枠組みの中で、AMEDはMRCと連携し、新規治療法および診断法のためのエンジニアリングバイオロジー分野における本二国間共同プロジェクトを支援しています。

